プロデューサー:
林 淑美(はやし よしみ)
- 〈プロフィール〉
障害児学級の担任を経て、知的障害を持つ人の入所施設で4年間勤務。後に、「地域であたりまえに生きる」ことをめざす無認可作業所の設立にかかわる。1993年に社会福祉法人「創思苑」を設立。知的障害を持つ人と人間として信頼しあうことをベースに、だれもが地域で普通にくらせる社会にすることをめざして活動している。
これまで保護しなければならないと思われていた、知的障害を持つ人たちが「自分で決める」ことを支援する、決める主体は知的障害を持つ人たち。これはもうすごい価値観の転換。パンジーはこのことに挑み続けてきました。
「知的障害を持つ人」も私たちと同じように、悲しかったり悔しかったりとか、いろんなことを持っている。
この映画を観た人が、自分と変わらないひとりの人間として、できる範囲で関わりを始めてくれればいいなと思います。そして、当事者主体の拠点が全国に広がり、ひとりでも多くの知的障害をもつ人がその人らしく地域で行きて行ける社会になる事を願います。